古代世界で金属矢じりの矢は超高級品。うかつに出すと財政破綻しちゃうゾ★ というわけで矢じり種類の資料を置いておくよ

古代エジプトイラスト、矢じりに金属ついてるやつけっこう見かけて「この時代の青銅くっそコスト高なんでそれはちょっとファラオ様の財政が厳しいぞ??」って思ったんだけど、よく考えたら一般人そもそも古代の矢とか知らんよなって思ったので、少し詳しいめにまとめておくことにした。 ●古代世界の「弓」 まず、弓には単弓と複合弓がある。単弓は…

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ホルスの道の出発点を探して。~「シレの砦」はどこにある?

「ホルスの道」、一般的に Horus Road または Horus Military Route と呼ばれている古代エジプトの東に繋がる道は、交易路であるとともに東側諸国への軍隊の遠征路でもあった。下の図の、緑色の矢印になっているところが「ホルスの道」である。この道は中王国時代には記録に登場し、東の国境防衛線として「支配者の壁」というも…

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20世紀初頭・ヌビアの貴重な発掘記録、100年ぶりに大学の倉庫の中から「再」発見される

第二次世界大戦中に失われたと考えられてきた貴重な下ヌビア(スーダンのエジプトに隣接するあたり)の発掘カードが、なんと大学の倉庫から再発見されたというニュース。見る限りそこそこ状態のいい部分があるようで、おおおお…その資料をデータベース化してくれ…見たい…と中の人の喉から手がにょろり。 ヌビアまじ、まとまった資料なかなか手に入らなくてさ…

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「ニーベルンゲンの哀歌」―本編にくっつけられた外伝的な後日譚

「ニーベルンゲンの哀歌(クラーゲ)」とは、「ニーベルンゲンの歌(リート)」に付随する「後日譚」的な物語である。序盤の内容は本編のあらすじになっており、そこから、本編後に起きたことについての外伝的な展開が続く。 この部分だけの邦訳がでてるのを見つけた時は、正気か? これワイ以外の誰が買うんだ?? と思いながら手に取ったのだが、読んでみる…

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エジプトの出産時に亡くなった少女ミイラ、その後の調査で胎内に「もう一人」いたことが判明

エジプトのミイラの中には、出産時に死亡したとされるものがある。胎児を抱いてミイラになっている場合などは本当に出産時の死亡だったのかどうかが分からないのだが、この場合は胎盤に子供の頭が引っかかっているため確実と言える。前回は1908年に調査されていたのだが、その時は胎内まで見ていなかったので、中にもう一人残っていたことには気づかれなかった…

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ミステリというより古代世界ファンタジー「ファラオの密室」

新刊案内を見ていたら、古代エジプトものの作品が出ていたので「おっこれは!」という感じで手に取ってみた。 何故かミステリー大賞受賞作になっているが、内容はミステリではない。古代エジプトが舞台の神話風味ファンタジーである。舞台設定などは、エジプト全く知らない状態から学習して書いたのだとすれば頑張っている。頑張ってはいるのだが…。 フ…

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砂嵐でも、人は死ぬ。―古代エジプト人の肺に見る砂塵の影響

古代エジプト人のミイラの肺から大気汚染の影響が見つかっている、というのを見かけたのでちょっと調べてみたのだが、本当に15体のミイラから汚染が見つかっていた。もちろんミイラの肺の部分が良い状態で残っていなければ調査は出来ない。見つかっている数は少ないが、職業や階級での偏りがないことから、一般的なものだった可能性がある。 Egypti…

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一般知識と”身体性”、SNSで見るbotと人間の境目とは

他SNSが正式サービスになったら、X(旧twitter)は読み専垢だけ残して撤退しようと思ってる中の人ですわこんばんは。 正月早々に起きた地震とか航空事故とかで、デマやら過激発言やらインプレゾンビやら湧きすぎて、まともに知人の生存確認にも使えない状態でしたからねアレ。 さてそんなこんなは置いといて、Xに飛び交っていた震災関連の過…

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一時期よく居た(?)自称:古代人の生まれ変わり、本物だったら一生逃さないのだが。。

一時期、前世の記憶を思い出したとかの人が多かった時期がある。 少女マンガで「ぼくの地球を守って」とかが流行ったせいかもしれないし、厨二病の一種のブームだったかもしれない。最近は転生して異世界に行くことが多いのだが、昔のラノベだと「実は前世がxxで…!」と前世を盛る設定が多かったのもある。 で、スピリチュアル界隈とかにいくと今でも…

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ヒクソス王朝の首都アヴァリス(テル=エル・ダバア)の街の起源と放棄までの流れについて

アヴァリス(遺跡名としては テル=エル・ダバア Tell el-Dabca)についての覚書き。 アジア系移民であるヒクソスによる統治の時代に首都だった場所で、その時代のエジプトでは上エジプトと下エジプトに二つの首都が存在した。第18王朝の王家に包囲され陥落したあとは、最終的にこの街の石材が2kmほど上流にピ・ラメセスの街が作られる…

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古代エジプト人の医療技術と「何が出来て、何が出来なかったのか」についての覚書き

正月で時間あるしカフーン・パピルスでも読んでみるか~と思って軽い気持ちで見てみたら、初っ端から「目が見えなくなるほど痛むのは子宮の影響。ガチョウの脂肪を塗りたくれ」みたいな電波治療法が出てきて真顔になった中の人ですよ。お、おう。何言ってんのか全然わかんねえ… Manuscript for the health of mother …

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トンガ噴火の海底地形の変化が明らかに。大噴火で寒冷化しなかった理由は「噴出分の大半が海底に堆積したから」

2022年に発生したトンガの海底火山についての続報である。 この噴火については調べれば色々情報は出てくるので詳しくは省略するが、宇宙からも観測されるほどの巨大な海底噴火、ソニックウェーブが地球を二周して日本でも気圧変化が観測されたほど、という人類史上稀有な事象である。 しかも空気中への噴出物が少なく、大噴火につきものの寒冷化現象…

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「クフ王のピラミッド建設者」ヘムオンさんが空気すぎる理由を考えていた

「ジェセル王の階段ピラミッド」の設計者とされるイムホテプは、後世には神格化され崇められた人物である。現代日本でも有名でありゲームで美少女化されたりマンガに出てきたりする。墓は発見されておらず、実在の人物だった可能性は高いが直接的な物証には乏しいにも関わらずもである。 史実と後世の伝承のはざま 古代エジプト神官イムホテプの伝承はどこ…

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古代エジプト人のハイエナ飼育と断念の歴史。お味はいかがな感じだったのか

あけましておめでとうございます。 お正月ですが、サイトもブログももう20年くらいやっているので干支ネタ・時事ネタはもう一巡してしまい、特に季節ものの話題もないので通常営業でいかせていただきます。 さて、突然だが古代エジプト人のハイエナ食についての話をしたい。古代エジプトではハイエナを太らせて食用としていた。これは壁画で「ハイエナ…

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【ゆく年】暑すぎる夏を越えてたどり着く年末【くる年】

暑いのはなんか耐えられた。寒さ耐性が低めなので、冬が暖かめなのがちょっとうれしい。 いやでも暑すぎたな今年の夏?? 登山で塩飴二袋くらい消費したかな。塩がなければ即死だったぜ。山で熱中症でぶっ倒れてる人とか何人も見かけたな今年… というわけでいろんな意味で過酷な年でしたが、今年も各月の記事ピックアップで振り返っていきま…

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