エジプト神話で猫は月の女神?→それはギリシャ神話と混じって以降の話。基本的に猫は太陽属性

猫の目の瞳孔が開いたり細くなったりすることから月と結びつけられた、エジプト神話では猫は月の女神である…という言説を見かけて、「え、そんな神話見たことないんスけど」となった。 ソースどこよ。と思って調べてみたのだが、どうも昔放映された「世界ふしぎ発見」だったらしく、あー…じゃあまあ間違えててもしょうがないね…という感じ。 世界ふし…

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内容が偏っているからこそチョイスの項目が面白い「メソポタミア文明入門」

移動の時間つぶしに、なんでもいいから適当に読むべ。と適当にポチって読み始めた本。 タイトルと著者名からして無難な内容だろうとは思っていたが、まあ無難。というか他の本で読んだことある内容をコンパクトにまとめたもので、初心者向けならいいだろうが、もう少しディープな内容が読みたい人には物足りないだろうなあという感じではあった。 メソポ…

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微妙に消化不良だが問題提起としてはど真ん中「ケルトとは何か」

新刊コーナーにあったので読んでみた。 タイトルのとおり、「ケルトとは何か」がテーマの本で、前半は、これまで「ケルト」の名のもとに語られてきた音楽、芸術、服装、ハロウィンなどの祭り、伝承などの起源は古代まで遡れるようなものではなく近代のもの、古くても中世後期くらいまでしか遡れないという話。つまり、それらは古代の「ケルト人」のものではない…

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インターネットがない時代の登山はどうしてた? →ラジオ必携だった

いまや登山するのにスマホは必需品みたいな扱いを受けている。有名どころの山や、人がよく行くようなエリアでは、山の中でも電波が通じることは珍しくない。今やルート指示も天気予報も全てスマホ頼りである。 だが、それはここ20年くらいの話だ。 中の人が登山をはじめた頃はスマホなんて無かったし、そもそもインターネットが普及し始めた頃で光回線…

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古代エジプトで神と崇められたワニ、実は「ナイルワニ」と「西アフリカワニ(セベクワニ)」の二種類存在した:最近判明し…

ここまでの経緯: アルジェリア南方のサハラ砂漠に岩絵を見に行ったら、途中立ち寄ったオアシスの村になぜかワニの干物が展示されていた →なんだこれ? →帰国して調べたら、サハラが砂漠化する過程で取り残されて、最近まで近くに生き残っていたワニらしい →DNAが解析され、10年くらい前に新種として成立していた →エジプトミイラを調べた…

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インドネシア・スラウェシ島の岩絵は6万7千年前のものと発表、世界最古だというのだが…?

インドネシア・スラウェシ島の洞窟のステンシル岩絵の年代測定が行われ、最古のものは6万7千年前のものと判明したそうだ。 世界最古の岩絵はこれになる、とのことだが、元論文見ると年代のバラつきがちょっと気になった。あとで年代修正来るかもしれんなと思ったのでメモしておく。 Rock art from at least 67,800 ye…

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アルジェリアで見た謎のワニ干物の正体。サハラ砂漠が乾燥化したあとも生き残っていた西アフリカワニがいたらしい

アルジェリアの南、ジャネットの街にある小さな博物館に展示されていた、謎のワニの干物についてちょっと調べてみた。 ラベルはついているものの他になんの説明もなく、下にムフロンのツノみたいなのがあることから、かつてサハラが緑だった時代に生きていた動物かな? と思っていた。でもそれにしちゃあ妙に新しい…。 あれこれググってみたと…

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砂漠の動植物はどうやって生きているのかを調べてみた―陽射しに殺意のある地域では「日陰」が重要

アルジェリアで見た植物たちがどうやって生きてるのかが気になったので、図書館で適当に関係しそうな本を漁ってきて読んでみた。植物の本、ではなく、世界各地の砂漠環境に関する本である。 図説砂漠と人間の歴史 (シリーズ人と自然と地球) - ロズリン・D. ヘインズ, 浩毅, 鎌田, Haynes,Roslynn D., 菜つこ, 高尾 …

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エジプトの国民食コシャリ、ユネスコ無形文化財に登録される。…お前元はインド料理だったの?!

エジプトのB級グルメ、コシャリ。町中を歩けばそこらに店があり、屋台テイクアウトなどでも食べられるコシャリ。一食200円くらいで食べられる旅行者の味方。 日本で食べるとタマネギのカリカリ具合が足りなかったり、パスタの茹で具合がアルデンテすぎたり、ソースが少なくて味が薄めだったりして「なんか違うな…これ…上品すぎる」ってなる、適度な雑さが…

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そういや出してなかった、ってことで 2025年 考古学10大発見(ARCHAEOLOGY magazine版)

2025年版をまだ出していなかったのを思い出したので、後追いでやっておくことにした。 が、今年はなんかちょっと…編集者変わったのか方針が変わったのか、いつにも増して微妙な感じのチョイスに。 Top 10 Discoveries of 2025 https://archaeology.org/collection/top-10-…

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アルジェリア(11) アジア人が珍しい世界でのアジア人の扱いについて

あとはおまけ。今回の旅行でちょっと気になったところである。 ビザをとるのが難しく、最近になってようやく観光業に力を入れ始めたばかりのアルジェリアでは、おそらく外国人、特に「アジア人」が珍しい。 これは逆に、日本でアフリカ人を見かける頻度を考えてみるとわかりやすいかと思う。東京ならまあ見かけることもあるだろうが、地方では今で珍しい…

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アルジェリア(10) おまけの小ネタ: アフリカあるある

最後に、今回の旅で見かけた「アフリカあるある」を出しておきたい。 首都アルジェはアフリカというよりも地中海世界、マグリブ地域に属する要素が強く、アフリカ要素は限りなく薄かったのだが、南部のジャネット、タマンラセットは実にアフリカらしいアフリカだった あるある1: ホテルの設備が壊れている 最初に宿泊した宿のドアが壊れて閉ま…

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アルジェリア(9) 海辺の遺跡

砂漠巡りが終了したら、初日は入国と乗り継ぎだけで通り過ぎてしまった首都アルジェの街を軽く観光する。 海! おおー海、地中海よ。砂漠を走り回ったあとに見る海の青さよ。 といっても、アルジェで観光するとこといったらローマ時代の街、シェルシェル・ティパザ・マアレタニア王家の墓、もしくは旧市街カスバ、とか、だいたい行くと…

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アルジェリア(8) 砂漠の緑となんかどっかで見たことある花々

続いては、砂漠で見かけた植物たちである。 砂漠にこんなに緑があるとは思わず、奇岩とかそっちのけで植物いじってた。あと虫も掘り出してた。小学生男子の心を忘れない私です。 村の近くでキョウチクトウやマルメロがあったのは、たぶん輸入品とかから持ち込まれたやつだと思う。 それ以外の地元産っぽい植物たちをピックアップしていく。 …

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アルジェリア(7) 未知なる文明を求めて、砂漠の中の鍵穴式古墳

さて、今回、南部の砂漠地帯は岩絵をメインに見に行ったのだが、地元ガイドさんが帰りに「ついでに寄っていこうぜ」と連れてってくれた謎の遺跡がある。事前情報ゼロで連れて行かれて「???!!」ってなってた場所である コレ。どう見ても古墳。ディルムンの古墳に似た雰囲気のやつ。 こんなところに、古墳があることを全く知らなかったのだが、現実に…

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