イギリス考古学会の遺物捏造事件、ピルトダウン人の正体(材料)はオランウータンだった

ピルトダウン人とは、20世紀イギリスで発生した考古学異物の捏造事件の象徴だ。もっと言うと人類の古い祖先である猿人の化石を人の手で作り出してしまったという事件である。 日本でいう旧石器捏造事件とと比較されることが多いが、日本に閉じたガラパゴス時間軸だったあれとは違い、こちらは人類史に関わる発見だったために数十年にわたって学会を翻弄し続け…
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残雪の山に行こう! 温暖化時代の多雪気候について考えてみる

残雪の季節ですよ!! え、残雪の季節って何だって? 雪山は寒くて行くテンションが出ないけど雪は踏みたい、って山ラーが、麓の春雰囲気で気分上げて残り雪に挑む季節のことですよ。そんなわけで4月ですが高めの山は今もこんな感じです。いやー楽しいな山は楽しい。 さて雪山をザクザクして楽しんでいる中ですが、毎年上…
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ウマvsヒト 100km先に最速伝言出来るのは騎兵かマラソンランナーか

現代のマラソンの語源は、古代ギリシャのマラトンの戦いだというのはよく知られている。 マラトンの戦いでは、人間の飛脚がアテネまで猛ダッシュをかけて勝利を伝えた、というような伝説的な話があるわけだが、そもそも何で人間が走ったのか。ウマに乗って走ったほうが早くない? …とは、誰でも思うところではないだろうか。 そんな時にふと読んでいた…
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ヴァイキングがグリーンランドを放棄した理由は、寒冷化より干ばつだったかもしれない

ちょっと面白そうな研究を見つけた。アイスランドからグリーンランドへ移住した人々が、入植地を諦めて去った直接原因は何だったのか、という話しである。 当時、気候変動が起きていて、温暖化の時代が急速に終了しようとしていたことは分かっている。 寒冷化すればグリーンランドに住み続けることが難しくなったのは確実である。しかし今回の研究では、…
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最後の巨大ラクダ、モンゴルで2万7千年前まで生存していたことが明らかに。これは夢が広がる

巨大ラクダって何だよ、という話だが、古代世界には今生き残っているよりはるかに巨大なラクダたちが存在したのである。 今回のニュースの種類とはちょっと違うが、Giant Syrian Camelという5万年くらい前までは生きていただろう種類の復元図がこんな感じ。 Giant Syrian Camel https://www…
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雑誌読み放題の月定額サービスが楽すぎて、町の本屋に行かなくなったという話

昔は各町、駅前の商店街通りとかに小さな本屋があったものだと思う。 小さい頃にそこで毎週ジャンプ買ってた。とかあると思う。 しかし今となっては、そういう小さな本屋はどんどん消えていってる。というか、自分も行く必要が無くなってしまったことを痛感するようになった。 という話をしたい。 ●町の小さな本屋さんに行くシチュエーシ…
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高山植物の知られざる経歴、最近の植物DNA分析すごいなって話

高山植物の経歴といえば、一般的には寒冷な時期に北から日本に侵入し、温暖化すると消えて高地にしか残らなかった、という考え方が一般的である。特に日本はそうで、多くの高山植物、そしてライチョウのような高地特有の生き物が、「氷期の生き残り」と説明されている。 だが最近の研究で、実際には、そんな単純な話では無いことが分かってきているらしい。…
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自然描写はどのように進化するか。「初期ギリシア芸術における自然再現」

専門書なのでやたらお硬い内容だが、言ってることはめちゃくちゃ分かる。というか自分で絵とか描いたことにある人ならやたら刺さるだろう本である。 前提として、ギリシャ芸術はメソポタミアやエジプトなど、先行する東地中海世界の芸術様式に影響を受け、基礎部分についてはほぼ同じである。そこから独自の様式を発展させていく。絵は浮き彫りから、彫像はエジ…
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強靭な胃袋がなければこの本は書けない…「ブルキナファソを喰う」

民族系の料理の食レポ本で、アフリカの食レポ「ブルキナファソを喰う!」を読んでみた。 読む前からだいたいどんな系統の料理が来るのかは想像がついていた。…コメに脂ぎったソースかかった大量なやつだ。…知ってる。何度か爆死したことある。 そして期待通りの料理が出てきた。 写真がカラーだともっとわかりやすかったのではー、と思うが、そこは…
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日本の伝統工芸の一つ、漆器について調べてみた覚書き

この間、19世紀にフランスに渡り活躍した日本の漆職人の話を読んだ。 その後、日本の漆産業は衰退しつつあるらしい、という話を見かけて、なるほど、漆器なんて料亭の会食でもなきゃ見かけないよな。と思った。いや、正確に言うとうちにも、ばあちゃんから貰った漆塗りのお菓子入れ(深めの盆)があるんだけど、正月とかでもないと使う気がしない…。なんか桐…
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アルプス周辺の「杭上集落」の起源は? 最古の時代の記録が分析される

まずアルプス周辺に杭上集落という独特の形式の村が、7千年以上も前に存在していたというのを初めて知ったのだが、今回は、その独特の形式が何処から来たのか、という話である。 概要はこのへんとかで見ると分かる。日本でも古代には高床式の建物は存在したが、このヨーロッパの事例は、農耕民が敢えて湖上に住んでるというところが非常に面白い。漁労はあ…
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文化比較における「不必要な事例」の排除について。要するに余計な事例出すなっつーことだよ

異なる文化を比較する場合に、チョイスされる文化が適切ではない事例を幾つか見かけて、ちょっとげんなりした。 異なる事象を比較する際は、内容の検討を始める前に、比較対象の選択が適切かどうかを考えてみよう。 ただ知ってるものを並べればいいのではなく、似てそうだと思いつくものが多いほどいいのでもない。 どういうことかというと、こう…
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知られざる100年前の日本人芸術家海外事情「パリの漆職人」

図書館でアフリカの織物の本を探してたら何故か漆の本が気になってしまい、適当に読んだらめっちゃ面白かった。 東京芸大を中退し、1905年にパリに渡って、のちに歴史に名を残すヨーロッパの有名な芸術家たちに漆工芸の手法を伝授した人物。にも関わらず日本では長らく忘れ去られたままになっていた、菅原精造という人物の足跡をたどってく、ドキュメンタリ…
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図書館で掘り出してきた20年前のバーミヤン写真集。今のアフガンに思いを馳せて

バーミヤンの仏像が爆破されたのは、2001年3月。爆破したのはイスラム原理主義勢力のタリバンで、アメリカ軍の撤退とともに、今再びアフガニスタンの支配者へと帰り咲いた。 ウクライナ情勢が日々流される中、実はアフガニステンも現在進行系で危機が広がっているんだけど、ニュース番組はその時々の人が興味ありそうな内容しか流さないから自分から探しに…
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