古代人のDNA分析ツールが刷新、6親等まで判別出来る可能性が出てきた

最近の考古学業界は理系知識もかなり使うので、もはや文系/理系で分かれていた時代のアタマのままだと最新の手法にはついていけない。雑食の自分は飽きなくて楽しめるんだけど、統計学の知識も無いとなかなか理解出来ないやつだなこれ、、、、 てか、自分も2-3割しか理解出来ていないと思うので、あくまで概要の理解できた所のメモということにしておく。 …

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コブラの毒は意外と死ねない…クレオパトラの本当の死因は「不明」だよという話

「クレオパトラはコブラの毒で自殺したことで有名な女王だが」と、さも既知の事実のように書かれていて、あー世間的にはまだこれのままなのか…と思ってしまった中の人。あれ後世の伝承の一つで、現在では最も有名になってるエピソードってだけで、実際の死因ははっきりしないんですよね…。 エジプト考古学とかエジプト史の世界だと、「コブラに噛ませて自…

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ドラクエとかで見覚えのある塔、実在していた。ジャム(ジャーム)のミナレット

1222年にチンギス・ハンの息子オゴタイがこの谷を訪れた時、住民は殺戮され、あとには残骸しか残らなかったという。 ただ、彼はなぜか一つの建造物には手を付けずに去っていった。 …という記述を見つけて、ちょっと気になってしまったのがゴール王国の遺跡、「ジャムのミナレット」だ。ジャム(ジャーム)は地名で、アフガニスタンの山奥に位置する…

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歴史と神話が別れる時:「神話の時代」とはいつなのか。

「神話の時代の出来事」「神話の時代の賢者」のようなフレーズは、世間一般でよく見かけるものである。このフレーズとても使いやすいのだが、具体的にどのくらい前なのかイメージしづらいことも少なくない。 というわけで、「神話の時代」とは具体的にいつのことで、何を契機として「神話」と「歴史」が分離するのかを少し考えてみたい。 ●「神話の時代…

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報道されていないだけで、今年の日本は歴史的な「渇水」だったのでは…? データをざっと見してみた

体感的に、今年は春以降の雨が異様に少なかったなと思う中の人ですよ。いやだって、晴れた週が多すぎたもん。めっちゃ山行ったもん。そんで山行き過ぎてちょっと飽きたりしてたもんw というわけで、気象庁のデータをちょっと眺めてみた。 まだ一年終わっていないので年間トータルの数値は出ていないんだけど、ここ3ヶ月分とか。 htt…

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北米太平洋岸の先住民が飼ってた「モフモフ犬」のDNA調査から、絶滅に至る経緯が推測される

かつて、サリッシュ族は「Woolly dogs」と呼ばれる毛深犬を飼っていたらしい。用途は、そのモフモフした毛を織物に使うため。つまり羊がいない代わりを犬にやらせていたというのだ。 参考: Woolly Tale: Salish Weavers Once Raised a Now-Extinct Dog for Its Hair…

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「ローマ風チキン」のローマ風って何だよ…→「約60年前にローマのおっかさんが考案した」だった

発端は、時間無いので今日はもう夕食はコンビニか冷食でちゃちゃっと食うぞ!! って駆け込んだお店でこちらの「ローマ風ドリア」なるものを見つけてしまったことだった。 一体どこがローマ?? いやマジで、どのへんがローマ…? どうも「ローマ風鶏の煮込み」なるものが先に世間に出回っており、それをさらにドリア合体させた商品のようで…

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縄文杉が古代エジプトの歴史を明らかにするかもしれない? 宇宙線から木材の年輪へ

以前、以下の記事で書いた内容を改めて調べ直してみたところ、「Miyake Event」という単語に出くわし、なんで日本人の名前がついてるんだ…と思って調べていったら、この「宇宙線の増加によって木の年輪に特徴的な炭素14のマーキングがついている」という事態を発見したのが日本の学者さんだったというところにたどり着いた。 ヴァイキングが…

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イスラエル軍の攻撃でガザ地区の文化財は壊滅状態に。文化財保護の概念とかは無いらしい

ISでももうちょっとマシだったよ?? 少なくとも金目のものは壊さず略奪するくらいの知恵はあったのに、どうして君たちは地域全部ローラーしちゃうの…。 イスラエル軍の攻撃があまりにも無差別すぎるので、これ人だけじゃなく文化財も巻き込まれているよね。と思ってダメージ覚悟で調べてみたら、思ってたより100倍ひどい状況で絶望顔になってしまっ…

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ヤクの家畜化は少なくとも2,500年前には始まっていた。チベット高原の調査から

ヤクとは、みんなおなじみチベットにいる毛むくじゃらの牛みたいなやつである。厳密には牛ではなく交配できる近縁種。 寒さに強く、酸素が薄くても活動できるという、チベットでは無くてはならない家畜なのだが、いつから家畜化されたのかはっきりしていなかったらしい。というかチベットは現在、中国が支配しているので、中国さんが発掘しないと結果が発表され…

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「今まで知られていなかった文明をハンガリーで発見!」→なぜか元論文と全然違う内容だった

以下のような記事を見かけて、「?? 最近の発見のヘッドラインだけは見てるけど、そんなん無かったよなぁ…。」って思いながら元論文を探したら、元の論文とは全く違う内容にされていて鼻水出るかと思った。いや、てかこれ、誤訳とかそういうレベルじゃなく、元の論文を一切読まずにサマリー記事を加工したとかじゃないのか。 「今まで知られていなかった…

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舟葬はヴァイキング時代以前に始まっていた? ノルウェーの古墳調査から

ノルウェー中部のナムダーレン Namdalenにある大型古墳「The Herlaugshaugen burial mound」を再調査したところ、舟パーツと思われるリベットが出てきたので「もうこの時代には舟葬始まってたのでは?!」という説が出てきたらしい。なおこの古墳は700年頃、メロヴィング朝時代(約550年〜800年)に作られたもの…

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人々は何のために都市に集ったか「アンコール王朝の水利都市」

アンコール・ワットで有名なアンコール遺跡は、9-13世紀ごろに栄えていたクメール人の文化である。 この文化には文字があったが、書かれた紙が貝葉というヤシ皮で、ほとんど腐ってしまって残っていないらしい。大航海時代以降、フランス領となっていたためフランス人が研究して歴史書や遺跡の研究論文が書かれている。この本は、そのフランス人の研究内容を…

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銃が効率的に人を殺せるようになるまでの試行錯誤の歴史「火器の誕生とヨーロッパの戦争」

映画「ナポレオン」を見たあとに、ふと本屋で見つけた本がこれである。 映画自体はシュールギャグ過ぎて歴史ものとしてはかなり微妙だったのだが、戦闘シーンの火器の使い方/描写は面白いところもあったのだ。ナポレオンが行きていた18世紀の戦争における火器の扱われ方は、かなり終盤のほう。その前段には、長い試行錯誤の歴史が存在した。 火器の誕…

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