5,500年前のバイカル湖周辺のペスト感染状況についての調査:これ全滅してる家系けっこうあるんでは?

古代のペストについての記事は過去に何本か書いているので、まずはそこからおさらい。 論文内でも言及されている過去研究は、↓のあたり。 「ヨーロッパの古代民はペストで壊滅した」ヤムナヤ文化との入れ替わりが病原菌起因という説について調べてみた https://55096962.seesaa.net/article/520407368…

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ヒッタイトの「鷹占い」が思ってたのとちょっと違ってた。いわゆる「バードウォッチング」

ヒッタイト帝国は、国政に占いを重んじたとされる。「xx神の祟りだから干ばつが起きた」とか「○○が死んだのは△△の呪詛のせいだ」とかが頻繁に出てくるので、なんとなく古代エジプトより神権国家に近いイメージもある。 そんな中、ちょくちょく出てくる「鷹占い」というものが気になっていた。鷹の飛び方で占いをするというのだが、どう飛び方を占うんだ……

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「古代エジプトでは美人は死姦されないよう腐らせてからミイラ職人に渡す」←これはヘロドトスなんで、話半分でいいです

前に一度書いた気がしていたのだが、探したら見つからんかったので改めて書いておく。 「古代エジプトでは、美人が死んだらミイラ職人が死姦しないよう、腐らせてからミイラ職人に渡す」という話は昔から色んな本やマンガでネタにされがちなのだが、古代エジプトで一般的な事実ではなく、そのようなルールがあったとは認められていない。 出典元がヘロド…

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古代エジプトの書記はえっちな文書で外国語の練習をしていたかしれない…アマルナ文書に含まれる「スカラリー=タブレット…

古代エジプトの宮廷では、一部、外国語も使われていた。新王国時代以降、外国とのやり取りも増えるからである。 アッカド語が記された粘土板もアマルナの宮廷から見つかっており、まとめて「アマルナ文書」という名前で呼ばれている。この文書の中には、メソポタミア神話に分類される「ネルガルとエレシュキガル」のエピソードも混じっている。 エジプト…

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トンガの海底火山噴火、メタンガスが塩素で分解? 寒冷化しなかったのはバランス取れてた可能性

通勤途中で流し見していたニュースサイトに、「2022年に発生したトンガの海底噴火の際にメタンガスが大量に分解された可能性がある」という記事が出ていた。海底火山が大量の海水を成層圏まで打ち上げた噴火で、これによって大量の塩素が大気中のメタンガスと化学反応を起こした可能性があるのだという。 塩素…?! Huge volcanic…

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古代エジプトの「共同統治者」システムは「首都が複数あったから/役割分散してたから」では?

古代エジプトの王権には、「共同統治者」というシステムがある。これは中王国時代の途中から新王国時代にかけて一般化されていった、「同時期にファラオが二人いる」というシステムで、辞書などを見ると「後継書がいない空位状態を防ぐため、王の寿命が近くなった時に最後の数年をオーバーラップさせる制度」と説明されている。 しかし、「あともう数年で死…

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登山の死亡率ってどのくらいなのか。調べていたら「一般登山者はそもそもあんまり山に登っていない」という話が出てきて目…

ここ最近、山での高齢者の死亡事故がやたら多いなと思っていた。 去年自分も、ニュースになった遭難者に出会ったりしていたのだが、体力の衰えを認めないとか、ブランクあるのに昔のノリで来ちゃってるとか、そもそも初心者すぎてコース選択間違えてるとか、事故るべくして事故ってるケースが少なくない。 で、このままいくと死亡率とかの統計データ…

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白亜紀と古第三紀の間の大量絶滅、実は海洋生物には影響無かった…? エジプト東部砂漠の発掘から

エジプトで発掘、というと古代エジプトのイメージが強いと思うのだが、実は恐竜の時代やそれ以前の化石も多く発見されている。 有名なところだと西部砂漠にある、ワディ・エル・ヒタン(通称:クジラの谷)。ここは大昔に海だったため、巨大なクジラの祖先の骨がたくさん埋まっている。 で、今回流し見してて見つけたのは、ナイル川の反対側、東部砂漠で…

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ご先祖様は昆虫食をしていたか? という論文がツッコミどころ多くて苦笑い これ…昆虫食っていうよりアレだよね…

「来る食糧危機のために昆虫食は推奨されている、だがヨーロッ人は虫を食いたがらない…そこで! 古代ヨーロッパ人が昆虫を食していたかどうかを明らかにする!」という、めちゃくちゃ大人の事情臭ただよう論文が出ていたのだが、「古代人は虫を食べていた! だから安心して昆虫食進めていこうねッ!」という結論じゃないあたりが半笑いになってしまう。 …

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「一年」というタイムスパンにこだわるのは農耕民だけではない。人類はいつから時の巡りを認識したのか

図書館で適当に掘り出してきた本に、「人類は農耕するようになってから一年の暦を作り始めたと考えられています」みたいなことが書かれていて、へーいまだにこの考え方の人いるんだなあ…と思った。 農耕は確かに、一年というスパンに細かくこだわらなければ出来ないテクノロジーである。いつ種まきをすればいいのか、いつ肥料やればいいのか、いつ収穫すれ…

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政権寄りすぎてプロパガンダ臭が滲み出す本「トルコ 建国100年の自画像」

最初の部分に「トルコの裏の顔とかが取り沙汰されるようになっているが、裏の顔なんてない! 表の顔が色々あるだけだ」というずいぶん強気な内容が書いてあったので、読んでみた本。 トルコ 建国一〇〇年の自画像 (岩波新書 新赤版 1986) - 内藤 正典 裏の顔云々は、おそらく以下の本を指しているのだろう。 以下の本の内容も事実…

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ミイラを人として尊重するには何が正しい方法なのか。人の尊厳は守られるべきだが…。RBCMの特別展示から

適当に流し読みしていた記事の中に、「ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館」で新しく始まったエジプト展についての記事があった。 カナダのブリティッシュコロンビア州にある博物館で、エジプト・コレクションも多少持っているらしい。が、「本物の人体は二度と展示しないと決まっている」「今回の展示でもミイラはレプリカ」と書かれている箇所に引っ…

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19世紀のフランス万博に出品されたエジプト遺物と「エジプト風ジュエリー」の流行について。デザインが! いい!

1867年にフランス・パリで開催された万博には、エジプト遺物も多く出品されていた。その件について調べていた。 当時エジプトでは、カイロ博物館の前進となるブーラーク博物館の初代館長となるオーギュスト・マリエットが発掘していた。その関係で、万博には「本物の」エジプト遺物の逸品が多数展示され、人々を魅了したという。 第17王朝末のアハ…

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著者が掲げた目標がどう考えても達成されていない謎の本「イラン現代史」

本のタイトルと中身はあっている、帯のキャッチも妥当と思われる、ただ「はじめに」に書かれた著者の「この本で達成したい目的」だけは明らかに達成出来ていない。そんな謎の本を見つけてしまった。 イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで (中公新書) - 黒田賢治 初版が出たのは去年の年末なので、アメリカとの緊張が…

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人間はこれからも進化する。「高山」というフロンティアに進出した人類の研究から

チベットに行った時、チベット人から面白いことを聞いた。「中国政府は中国人をチベットにたくさん移住させているが、あいつらは高山に適した体をしていないのでここに住むと早死する」「キツいからみんな、すぐ下界に戻るよ」。 高山に適した体ってなんだよ…慣れとかそういうのじゃないのか…? と思っていたのだが、帰国したあと調べてみると、実際にチ…

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